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大内 範行、ジェフ・ルート 他 (2006/09/22)
インプレスジャパン

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誤変換はうまく使うといろいろチャンスが生まれそうです。

Googleで上位にこないと、ホームページも見てもらえない昨今、コストをかけずにアクセス数をアップするには、こんな手を考えてみるといいかもしれません。

ユニクロ→湯に黒
「湯に黒」をただの誤変換と侮るなかれ【コラム】
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMIT0j000014112006

 少し以前になるが、ニューヨーク・タイムズ電子版に、「このつまらない見出しはグーグルのため」(米4月9日付け)という、なかばやけくそと見られるヘッドラインが躍った。記事の骨子はこう。ニュースサイトでは、記事がいかに多く読まれるかが命だが、そうなるとグーグルやヤフーなどの検索サイトの結果で上位表示されやすいページ作りが必要になる。すると、ニュース記事の見出しやサイト内に配置するその他の文字列にも、自然と検索エンジン対策が求められてくる、というものだ。
(梅澤俊雄)

 例えばカリフォルニア州サクラメントを地盤とする地方紙「Sacramento Bee」のニュースサイトでは、ウェブサイト内の「Real Estate」というカテゴリーを、よりユーザーにわかりやすい「Homes」というに単語に変えたというエピソードが触れられている。

 また、ウェブサイトのタイトル部分(ブラウザの左上に表示される文字列)に挿入されるキーワードは検索エンジンの表示順位にとって大きな意味を持つことから、記事のヘッドラインにも、わかりやすく人気のあるキーワードを選ぶ必要が出てきているという。

 先に紹介したニューヨーク・タイムズの記事タイトルは、ニュースメディアの表現に一定の範囲で検索エンジンが介入してきている事情におどけてみせたもの。ユーザーが入力しやすいキーワードを意識するという検索エンジン最適化(SEO)の考え方を取り入れざるを得ない状況になっている。

 もう少し分かりやすく説明すると、例えば美空ひばりの特集を組むにしても、「昭和の歌姫〜巨星墜ちてし幾星霜:あの不死鳥は今どこに」といった遠回りの表現ではなくして、「没後17年:美空ひばり特集」のように、検索にひっかかりやすそうなキーワード・フレーズを意識しながらストレートな書き方をする必要も、場合によっては出てくるということだ。まあ出来の善し悪しは別として、個人的には前者の方がよほど好きではある。

 検索エンジン周りでユーザーが見せる動きを中心に据えると、他にも考えるべきことが出てくる。

 典型的なのは、検索キーワードを誤変換してしまう問題。例えば「無線LAN内臓パソコン」とあるとき、この中の間違いにお気づきになるだろうか。これはよほど注意深く見ないと見過ごしてしまうが、「内臓」は誤りであり、「内蔵」が正しい 。

 しかし、オーバーチュアのキーワードアドバイスツールを用いて検索数を比べてみると、誤りの「内臓」が、正しい「内蔵」に追いつかんとする勢いである。2006年9月に「無線 lan 内蔵 パソコン」と検索した人は91件で、一方の「無線 lan 内臓 パソコン」は61件だった。

2006年9月の検索数 キーワード 無線 lan 内蔵 パソコン 無線 lan 内臓 パソコン検索数 91 61 また、「ユニクロ」が「湯に黒」と誤変換される場合も時々ある。それでも、さすがにそれはないだろうとお思いかもしれないが、「ユニクロ」が100万件超なのに対して、「湯に黒」も健闘して2000件近く検索されている。

2006年9月の検索数 キーワード ユニクロ 湯に黒
検索数 1069656 1939

 誤変換を単なる漢字の間違いとあなどるなかれ。この検索数を見る限り、誤りの「無線LAN内臓パソコン」にも、「湯に黒」にも、検索エンジンを考える上では、何らかの対策を講じる意義のあることが分かる。

 ただもちろん、ユニクロのウェブサイトが、キーワード「湯に黒」の検索結果で1位を目指すのもちょっとおかしいので、このような場合は検索連動型広告を利用することになる。正しいキーワードに比べると検索数は少なくなるが、誤変換キーワードの場合、入札で競合する広告主が少ないため、低いコストで広告へのリーチを広げることが可能となる。

 このように、ユーザーの動きに目をやってみると、直感的にはあまりしっくりこない間違いへの対応なども、プロモーションのためには施策を打つべき場合がある。誤変換などは、ふだんはいちいち立ち止まって検討することのない単なるミステイクなのであるが、このようなミステイクを基点に考えると、ウェブサイトやその販促方法も、また違った捉え方ができて面白い。




















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